不倫男からメールだった
「Mさん(出張メンバーの一人)の愚痴をずっと聞いて疲れてしまいました。少しだけ話したい。いいですか?だめなら寝ます。」

セックスしたい、と読んだ。

私はコンプレックスを覚えてる相手を征服したくなった。やったる。
「話すのはいいんですが、すっぴんで外に出られないから無理かなあ。」
すぐ返信が来た。「お部屋に行ってもいいんですか?すぐ帰りますから」
馬鹿め。すぐに釣れおって。

「じゃあ鍵を開けておきます。」

不倫男はやって来ると、他愛ない話をしはじめた。
セックスしたいんだろうにくだらない話して惨めやね、とか思いながら聞いてた。
男の下心と、それを言い出せない変な緊張感やプライドにワクワクした。

ベッドに座ってたら隣に行っていい?とか言い出したのでちょっと焦らそうと思って逃げる。男は怯む。愉快だった。
しばらくしたところで、私は男の話を遮って言った。「もう結構喋ってますよね、話したい、少ししたら帰るっておっしゃってませんでしたか」
男「…。そうだね…ごめんね……いや…俺…あなたのこと考えて眠れなくなって、どうしても顔が見たくて」
私「顔が見たいなら見たでしょ。話したいなら話したでしょ。どうしたいんです。目的には付き合いましたから、どーぞ」(扉を開けて外へ促す真似)
男「好きなんだ」
横から抱き着いてくる不倫男。

やっぱりセックスがしたいんじゃねーか。出張先で風俗代ケチってんじゃねーよとか思いつつ、
征服欲がはんぱなかった。
こうなったらあくまでこの男に請わせないとあかんと思った。
滑稽だった。好きなんだ、抱きたい、とか言ってる。
抱きたいなんて主体性のある言葉でまだ気取ってやがるのが気に食わなかったので、セックスさせてくださいと言い直させた。